サイトアイコン 【超低コストLED植物工場技術指導会】世界一安くLED植物工場を作るために

ヤフーのTOPニュースに農業生産システムの記事

[PR]

11月27日のyahooのトップニュースに農業生産システムの記事が掲載されていました。
元記事はこちら

■投資効率について
まず、数字を見てみましょう。

面積:1500坪=5000平米

初期投資:4500万円×3棟=1億3500万円
年商:2180万円×3棟=6540万円
資本回転率:0.484
生産作物:バジル

5反(5000平米)で1億3500万なので、1反あたり2700万円。
ちゃんとしたハウスなら5反分のハウスだけで1億円するので、
自動管理システムがついていることを考えるとかなりリーズナブルな生産システムだと思います。
普通の水耕栽培は5反ならハウス込みで2億円くらいになります。

資本回転率は0.48も悪くないというか、水耕栽培システムとしては優秀なほうだと思います。
ただ、バジルをやってようやく0.48というのはそこまで高いとは言えない気もします。
というのも、バジルならうまくやれば1.0超えもあり得ます。
そう考えると、システムの投資効率がいいのではなく、
バジルの優位性に支えられている可能性もあります。
仮に普通の野菜を作ればバジルの半分の売上も出ないでしょうから。

■規模と品目に関して
バジルだけ売るのにいきなりこの規模はかなり危険だと思います。
月に500万円以上ものバジルをさばくのにいったいどれだけの販売先が必要かを考えると
現実から逃げたくなってしまいます。
マイナー作物をいきなりこんなに大きな規模でスタートするのは検討の余地があると思います。

また、もしこちらと同規模のファームが10か所できたら新たに年間6.5億円分のバジルの供給能力が増えることになります。

過去のミツバや最近のパクチーもそうですが、
売れるとわかったらみんな一斉に作って急激に供給過多になり、値段が暴落します。

生産が簡単なマイナー作物のモノカルチャー(単品栽培)はリスクが大きいので、
多品目を作ってリスクを分散したり、
差別化したり(味がすごくいいとか見た目がいいとか名前やパッケージデザインが優れているなど)、
ノウハウが必要で難しい作物(例えばスナゴケ)をやらないと
競争激化したときに共倒れしてしまうリスクがあります。

■完全管理栽培について
異業種参入では一度は無農薬栽培に憧れます。
しかし、いくら頑張ってもハウスは隙間だらけですし、
全力で密閉したところで換気や人の出入りで少なからず開放する必要があるので
虫はいくらでも入ってきます。

結局のところ、無農薬は幻想だと個人的には思います。
つまり、完全管理するためには農薬使用は不可欠です。
消費者が虫ごと平気で食べてくれるようにならない限り、農薬は必要です。

しかし、農薬には「適用作物」という規制があり、適用外の農薬を使うと違法です。
農薬メーカーがある作物の適用を取得するには検査費用が掛かるため、
マイナー作物は適用外になることが多いです。

バジルのようなマイナー作物は使える農薬が限られてしまいます。
なので、農薬を使った防虫に大きな制約があり、完全管理は難しいように思います。
もっと完全管理に適した作物がある気がします。

また、バジルは栽培難易度が低いのであえて
完全管理をしなくてもいいようにも思います。

一方、イチゴのように栽培が難しい作物を完全管理できれば
信じられないほどの収益を生みそうです。
イチゴは大きな需要がありますし日本で飽和しても海外で売ればいいので、
大丈夫ですので、いくら作っても大丈夫です。

■生産技術について
写真から察するにパイプ式水耕を垂直にしたものと思われます。

個人的にはパイプ式水耕は こちら のような水平多段式のほうが扱いやすく低コストで、

面積効率も高いように思います。しかし垂直にすることでなにか特殊なメリットやノウハウがあるのかもしれません。

ちなみに私も過去にパイプ式水耕を開発したことがあります。

これは使っていない立体駐車場で栽培実験したものです。ハウスはありません。

実は特殊な工夫をすれば露地(ハウスなし)でも水耕栽培は可能です。

水耕栽培の初期投資ではハウスが最も大きく、50%から75%くらい占めています。ハウスが要らないとなると初期投資は激減します。

■(いちおう)コンサルティングもやっています

枠が少なくて申し訳ないのですが、実はコンサルティングもやっておりますので、もしご興味がございましたら過去記事をご覧になってお問い合わせください。

これから水耕システムを開発される方も、これから水耕システムを導入される方も、5000万円もの金額を投じられるお覚悟であれば
そのついでに私にも相談していただければ、予算の100分の1にも満たない金額でより良い知恵やアイディアをたくさんご提供できますし、私に依頼した費用の何倍もコストカットできるでしょう。異業種参入では特にお役に立てると思います。

この記事に出てくる会社の方にもぜひご相談いただきたいところですが、こんなマイナーでマニアックな本サイトにたどり着くのはよほどの調査力か運が必要なので、おそらくご存じないと思います。かといって自分から申し出るのも差し出がましいので何もしません。

なにはともあれ、自動管理には夢があるのでぜひ実現していただきたいです。

モバイルバージョンを終了