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農薬は危険で無農薬や有機は安全なのか?安心という絶大な付加価値

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【科学と非科学】

農薬は危険で無農薬や有機は安全という風潮がありますが、まあ非科学的な話ですね。

もちろんその感覚も、わからないことはありませんが。

科学的とは何か?

再現性があること、つまり同じ条件下ならだれがやっても同じことが(同じような確率で)起こる性質があること。事実の羅列。人がいてもいなくても変わらない。

非科学的とは何か?

再現性がないこと。つまり同じ条件下でもやる人によって違うことが起こったり、同じことが同じような確率では起こらなかったり、同じ条件がそろえられていないのに同じ結果だと錯誤すること。人によって思う、思わないが異なる世界。

…であると考えます。

安全は科学的であり客観的(結論が人の考えに左右されない)ですが、安心は非科学的であり主観的(人によって結論が異なる)です。

【何が起きているのか?】

農薬・無農薬の周りでいったい何が起きているのか私なりに分析すると、

・農薬は(容量を守る限りは)安全であるが、安心ではない

また

・無農薬や有機農法は安心である(しかし安全が確かめられているとは限らない)

ということでしょう。

そして消費者が客観的性質の安全に対して払うお金はごく限られています。

一方、主観的性質の安心に対しては比べ物にならないくらい多くのお金を支払います。

消費者はモノでなく心に対してこそ、より多くの、桁違いのお金を使います。

 

【検討材料】

■農薬は安全性が科学的に確認されている

■「安全性が確認されている」「有効である」を満たせばテントウ虫すら農薬になる

実際にナミトップというテントウムシの「農薬」が存在します。

このテントウムシを使うと農薬を使用したことになります。

そんな無農薬に何か意味があるでしょうか。

■自然防除は安全性が科学的に確認されていない

→木酢液はかつて農薬だったが、発がん性物質を含むことがわかり安全性が不確かとなったため農薬登録を外された。

このため、木酢液を使っても無農薬になる。

そんな無農薬に何か意味があるでしょうか。

■非農薬の薬剤には濃度や用量の制限がない

上記の木酢液は農薬ではないので使用料の上限もありません。

このため、高濃度の木酢液を大量に使用しても、農薬不使用を謳うことができる。

それどころか、「天然物質を使った防除」と、イメージがよさそうなPRができます。

そんな無農薬に何か意味があるでしょうか。

■非農薬の物質を大量使用しても無農薬を主張できる

■植物は虫に食われると自己防御のためにアルカロイド(人を含む動物に対する神経毒)を産出する

■有機農法の肥料は生物由来
完全に発酵分解させないと糞便汚染のリスク

■土はどちらかというと不潔(少なくとも清潔ではない)

畑に立ったとき、わずか片足の面積で億を超える生物を踏みつけています。

一体土の中にどれだけの虫や細菌がいるか調べてみてください。莫大な数です。

人類にとっては偉大な恵みの土ですが、逆立ちしたって清潔とは言えない物質です。
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【有機農法についてネガティブな情報】

有機農法についてポジティブな情報は多数ありどこでも仕入れられるでしょうから、本サイトではあえてネガティブな情報をお伝えします。

別に筆者は有機栽培の否定派ではありませんが。というのも、有機栽培の作物は品質が良いことが多いです。

もちろん、有機でもダメなものはたくさんあります。

■有機農法は食糧危機を巻き起こす?

FAOは食料供給の観点から有機農法を非推奨。有機農法では面積当たりの収量が低すぎて全人類の食料をまかないきれないため。

有機作物はもはや富裕層向けのぜいたく品に過ぎない。

■有機農法で味が良くなることはない?

単なる気分や思い込み、先入観の問題(プラセボ効果)。

盲目比較試験(=正体を伏せた食味試験)で有機のほうが評価が劣ることもある。

■割り切って作っている生産者もいる
アメリカのある大規模農家の経営者は
「有機栽培なんて何の意味もないが高く売れるという理由で作っている。」と言い切っていました。

とりあえず思いつく限り羅列しました。随時追記します。

いずれにしても、最終的には農薬使用や有機農法の是非は消費者が決めることです。

安心は非科学的なので、データ提示では限界があります。

そこはもうそれぞれの主観で折り合いをつけるしかありません。

多かれ少なかれ、生産者は消費者が欲しいと言っているものを作らないといけません。

ビジネスの観点からすれば、高く買っていただける有機作物は魅力的ですね。

【悲しい中国産野菜】

逆に、安い野菜の典型例である中国産野菜。

但し中国産の野菜の中には日本の野菜よりもはるかに安全な野菜もあります。

でも安心がないから、不安だから、決して高い値段はつきません。

仮に全く同じ品質だったとしても、決して高い値段はつきません。

とはいえ、皆さんあまりご存知ないかもしれませんが、いくら中国産野菜を避けたところで

ほとんどの飲食店は経費削減のために中国産野菜を使っていますから、完全自炊でもしない限り中国産野菜を避けきることはできません。

まれに国産野菜しか使わないリンガーハットさんのような飲食チェーンもありますが、これはとても珍しく、そしてすごいことです。

【植物工場の攻め方】

植物工場はやり方によっては外よりもはるかに安全性を高められる余地があります。

でも植物工場を商売でやるなら安心のPRがさらに大切です。

 

何はともあれ、儲かる野菜のキモは 安心 でしょう。

その点、農薬は大きな不安の根源ですから農薬はもちろん、怪しげな天然防除もしないない植物工場は有利です。

植物工場をどうしてもやりたいのであれば、野菜を売るのではなく安心を売るくらいの気持ちで取り組むのが良いかもしれませんね。

 

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